愛おしくてたまらない現状

FLIPOUT、本当に良いスマートフォンです。
持っているだけで、シャコーンシャコーンとフリップアウトしているだけで幸せになれます。
勿論楽しいことばかりでは無く、短所も存在するのですが。


とりあえず長所から書いて行きましょう。




長所その1、何よりキーボードが素晴らしいところです。
FLIPOUTの横幅は67mmということで、「片手で持つのは苦しいかな」と思っていたのですが、どうにか片手にちゃんと収まります。
そして収まったが最後、とても快適な片手文字入力が待っています。
Research In Motion BlackBerry Bold 9700を初めて触った時と同じくらいの感動です。
と言っても、FLIPOUTのキーボードが打ち易いのはキーが大きいからであって、BlackBerry系列とはまた違いますけどね。
また、片手でギリギリなサイズということは、両手で打てばもっと快適だということです。
バリバリと文章を紡げるのはかなり爽快です。
あと、数字だけで独立した行があるのも良いですね。


長所その2、軽いところです。
Desireが135g、SC-01Bが130gなのに対し、FLIPOUTは120g。
両手運用しているフルタッチのDesireは置いておくとして、片手運用が絶対であるフルキー搭載のSC-01Bと比べて10gも軽いのは大きいです。
それだけ疲れ知らずにスイスイ使えるということです。
いや、別にSC-01Bを使っていて「重たいな」とか思ったことは一度も無いんですけどね。
あれはあれで高級感のある重みだと思います。


長所その3、とてもキュートなところです。
最大の魅力ですね。
本当に可愛い筺体です。


では、短所に移りましょう。
短所その1、横幅67mmはやっぱりデカイというところです。
確かにキーボードは気持ち良く使えているのですが、文字入力から画面のタッチ操作まで全部片手運用するのは若干厳しいです。
ちょっと落としそうになります。
せめてストラップホールが付いていれば良かったのですが。


短所その2、systemフォルダの容量が小さいことです。
届いたその日にrootを取り、そのままフォントも入れ替えようとしたのですが、コマンドプロンプトに「no space left on device」の表記が。
そしてfontsフォルダを見てみると、放り込んだフォントファイルのサイズがおかしくなっています。
フォントファイルが大き過ぎて容量が足りなくなったんですね。
この状態でリブートするとロゴ画面から進まなくなるという話を耳にしていたので、急いで一旦接続を切り、microSDに復旧用のフォントファイルを入れて再度接続、それをfontsフォルダに放り込んで元通りに。
というわけで、FLIPOUTに合いそうな日本語フォントはまだ導入出来ていません。


画面の解像度も短所に挙げられることがあるようですが、俺的には気になりませんでした。
いや、SC-01Bと比べても明らかに粗いのですが、まあ許容範囲内です。


因みに、FLIPOUTがSC-01Bの置き換えになるかというと、それは無いと思います。
どんなに良いキーボードでもフリップアウトしないと使えないという点、文字入力時に日本語と英語の切り替えが片手では出来ない点(ShiftとSpaceの同時押しが必要)、などを考えると、やっぱりSC-01Bのようなスライドでないフルキー端末も必要かと。